なかむらです。
ハワイに住んで半年が過ぎました。早いものです。慣れた地とはいえ、最初は友達もいないので休日の過ごしかたに戸惑ったのが懐かしいです。
メディアという仕事柄、多くのカフェやレストラン、ショップやイベントを知る機会が多く、当初と比べだいぶ土日をアクティブに過ごせてきたなぁと感じます。
さてそんなハワイを観察すると思った事があります。ハワイの朝は早く、みんな早起きです。ローカル流の朝の過ごし方と言えば、お気に入りのコーヒーショップに集まって、その一日が始まります。何も気にせずラフな服装で起きたてで自転車を走らせて朝のコーヒーを飲む、そんなゆっくりとした時間が流れるのがハワイなんです。
今日紹介するのは、そんなローカルが集まるコーヒーショップの中でも特に気に入っている「Morning Glass Coffee」。場所はユニバーシティをまっすぐ行った先のマノア、スターバックスのオアフ1号店の少し先にあります。車がないと行きづらい場所でもあります。
ここのオーナーのエリック氏は、シアトル出身でなんとスターバックス創業時の立ち上げに関わった人物であります。故に、コーヒーにもこだわりを持ち、各コーヒーショップにケメックスフィルターを使い、1杯ずつ丁寧にドリップ。さらには煎れ方はもちろんのこと、ロースト方法やお湯の温度なと全てこだわり抜いているとか。
さっそくそのコーヒーを頂きます。オーダーしてから淹れるので、受け取りまでに5分ほど時間がかかります。マノアはワイキキに比べて山に近く雨が多いですが、そのかわりに風もよく吹くため、その立地を逆手にとり店内にはエアコンがありません。なので座っていると心地よい風が店内を抜けます。また、照明も一切なく、外からの光のみで採光を取り入れています。そのためこのマノアを選んだんだとか。
ハワイらしい自然を感じながら待つこと5分、名前が呼ばれ自分のコーヒーが届きました。丁寧にドリップされたコーヒーっていったい、どんな味なんだろう?別にコーヒーに詳しくもない自分が、値段もたいして変わらないのに、はたしてスタバのコーヒーとの違いがわかるのだろうか。そんな気持ちで、少しわくわくしながらコーヒーを飲むのは初めてかもしれません。
しかし素人のなかむらでもその美味しさをひとくちで実感しました。飲めばそのコクと深みの違いに驚くでしょう。まず苦味がほとんどありません。加えて酸味もだいぶ抑えぎみです。と、ここまで聞くとただの味の薄いコーヒーなんじゃないかと思われそうですが、濃いんです。しっかりと豆の味を感じる事ができます。すごくおいしいコーヒーを飲んでいるのが素人でもよくわかります。
さすがコーヒーを研究しているだけあります。スターバックスのコーヒーと違うのは目をつぶってもわかるでしょう。この苦すぎず、酸っぱすぎず、でも深いコーヒーは、後味も嫌味がないのでするすると飲めてしまいます。なるほど…。
さらに、週末限定のブレックファーストメニューがこれ。「マカロニチーズ・パンケーキ」です。なんだそりゃ〜と思うかもしれませんが、名前の通り、パンケーキの間にマカロニチーズが挟まっており、さらにその上にカリカリのベーコンが乗せてあります。これにメープルシロップをたっぷりかけて食べます。めちゃうまです。
ニューヨークで食べた、ワッフルの上にフライドチキンが乗っている、ハーレム地区で食べたソウルフード「チキン&ワッフル」を彷彿させる、あまじょっぱい美味しさ。マクドナルドの「マックグリドル」が好きな人にはたまらないです!かくいうなかむらもマックグリドルが大好きで、さらには塩アイス等、あまいの+しょっぱいのが大好きなので、もうこれがたまりません。
ハワイのありきたりなパンケーキとは一線を画する、創作パンケーキ?というと少し硬いですが、このミックスはすばらしい!これだけを食べにここに来る価値があります。これには本当に感動しました。近年の停滞したパンケーキブームに、まったく便乗する事なく、独自のレシピで考えたこのパンケーキ。いっけん、まったく合わなさそうな3つが相乗した味は、ダントツで上をいっています。
この熱がどこまで伝わるかわかりませんが、コーヒーの美味しさとパンケーキのおいしさ、ハワイでだんとつでお気に入りのカフェです。場所柄、平日は学校の終わった学生が多いですが、週末の朝は家族ずれが多く、和やかな雰囲気です。バスでもいけますが、ここのためにレンタカーをするのもあり。
とにかくオススメの、ハワイで3本の指に入るおいしいコーヒーが飲める「Morning Glass Coffee」でした。
0 コメント:
コメントを投稿